グローバルで幅広くビジネスをされている製造業のお客様の事例です。グループ内の各国/各事業で、Marketoを個別に積極活用してこられましたが、デジタルマーケティングの重要性が社内で認識されるようになり、グループ横断的な体制を確立。それに合わせて業務・システムの統合に着手され、複数あったMarketoの環境を統合していくこととなりました。

クライアントの課題

・これまで使われてきた複数あるMarketoの環境を統合したい ・将来的な事業や国の拡張性を考慮した、運用ルール・システムを構築したい ・Marketoの移行可能範囲の制約のなかで、業務に支障がないように最適なアプローチで実現したい

解決策

・移行にあたっての最適なアプローチのプランニングと業務面の関係者合意形成 ・詳細に計画化された移行タスクのマネジメント ・業務への影響を最小限にとどめた環境移行 ・グローバルでの拡張性を念頭においたルール化

具体的な施策

MAではアクティビティログといった、リアルタイムで動いている顧客の行動などのデータが多くありますが、インスタンスの統合を終えるまでの期間を考えた際に、全てのデータを移すことが難しい状況だったため、コンテンツの改善やスコアリングの見直しを行うなど、ケースを挙げながら議論を重ね優先するデータを決定し、抽出を行いました。 また、Marketoのインスタンスの統合にあたり、フィールド名・プログラム名・URLなどが重複しているかどうかを一覧にして確認を行いました。配信停止などのオペレーション関係は特に重複することが考えられましたので事前に重複時の対応を考えておくことで、スムーズに移行の実施ができました。

結果

・実務に影響を与えず最適な方法での移行を実現 ・グローバルでの運用体制とガバナンスを念頭に、拡充できるデジタルマーケティングの基盤を構築 ・組織、業務、システム、すべてが一体となったグローバルMA活用に貢献

担当コンサルタントによる振り返り

今回移行対象の事業は、年間通じてイベントがあり、常に新規リードが入ってくる中での統合作業だったために、実施中のナーチャリング施策も止められない状況でした。移行そのものをスムーズに行うためにどうしてもメール配信期間が空いたり、一部のユーザーの方には一部コンテンツが届かないことがわかっていたので、ユーザーから見た影響範囲を見極めながら、旧環境と新環境での役割分担や詳細なスケジューリングを実施しました。 システム開発だけでなく業務も含めたPMができるコンサルティング会社だからこそ、作業としての移行だけではなく、ビジネス視点からの要件の切り分けや、ユーザー視点も踏まえたタスクとスケジュール設定など、MA活用業務全体から考えた移行ができたのではないかと考えております。 組織、業務、システム、すべてが一体となってはじめてグローバルでのMA活用が実現できます。今回のインスタンスの統合では、その一貫性の確立には貢献できたのではないかと思います。 また、我々としても今後のエンタープライズのMAのあり方を考えるうえで大きなノウハウとなったと考えております。

デジタルマーケティング

デジタルマーケティングとは、インターネットやIT技術などのデジタル技術を利用して、製品やサービスを宣伝し、顧客との関係を構築し、販売促進やマーケティング目標の達成を目指す活動全般を指します。