「Marketoキャンペーンが動かない!」で焦ったら・・、キャンペーンの優先順位をチェック!
キャンペーン設定もレビューしたし、スマートリストの内容もOK、キャンペーン実行!・・とした後、5分経っても、10分経っても、まったくMarketo(マルケト)キャンペーンが動かず、困った経験はないでしょうか。
もちろん設定が間違っている場合もあるでしょうが、単純に「マルケト上で、キャンペーン実行が込み合っている」ために、実行したいキャンペーンが後回しにされているということも考えられます。
大事なキャンペーンを後回しで実行されないために知っておきたいのが、マルケトにおける「キャンペーンの優先順位」です。
Marketoキャンペーンの込み具合を確認するには?
キャンペーンの優先順位についてお話しする前に、「今現在、どんなキャンペーンがいくつ走っているのか?」を確認する方法がありますので、ご紹介しておきます。
「マーケティング活動」の「実行中キャンペーン」タブより、実行中のバッチ/トリガーキャンペーンの一覧と、その進行状況を確認することができます。
これで、複数のキャンペーンが同時並走している場合は、キャンペーンに優先順位がつけられ、処理されていることがわかりますよね。(バッチキャンペーンより、トリガーキャンペーンの方に処理時間がかかることも頭の隅に置いておくとよいと思います。)
動かない!となっているキャンペーンの優先度が低く、「順番待ち」になっていたら、当然他の優先度が高いキャンペーンの処理が終わるまで、そのキャンペーンが動くことはありません。
では、その優先順位はどのようにつけられているのでしょうか。
マルケトで優先順位が高いのは、「メール送信」
マルケトにおけるキャンペーンの優先順位をまとめてみました。フローの最初にどのようなフローアクションが来るかで、優先度が決められています。
これをみると、「メールの送信」と「アラートの送信」が最も優先順位が高く設定されています。つまり、メールを送ることに重きがおかれているということです。
一方、「待機」や「スコアの変更」は、優先順位が低いことがわかります。
キャンペーンが並走する場合、遅延させたくないキャンペーンのフローの最初に、このような優先順位の低いものを入れることは避けた方がよさそうです。
ちなみに、待機に関しては、待機時間が5分以内であれば、待機フロー終了後のキャンペーン実行の優先度が変わることはないのですが、5分以上になるとフロー終了後のキャンペーン優先度が「低」となります。使い方に注意したいところです。
私自身、この優先順位が存在することを最近まで知らず、「全然ウェブフックが動かない・・・」と絶望したこともあったのですが・・・なるほど、こういう理由だったのかと納得できました。
Marketoでキャンペーンを遅延させない方法
キャンペーンの優先順位を上げ、順番待ちの列に入れさせないためには、今までの話も踏まえ、下記のことを考慮していただければと思います。
- できるだけバッチキャンペーンを使う
- 優先順位の高いフローアクションを、フローの最初に設定する
- 「待機」をフローの最初に設定しない
Marketoのキャンペーン設定の際、参考にしていただくと、スムースな施策管理に一役買う?かもしれません!