いますぐ使える!Marketo施策開始前のチェックリスト
1.はじめに
Marketo運用を担当されている皆さん、設定時や施策リリース前にチェックするポイントを整理できていますか?
施策の管理や効果測定、分析という観点でのチェックが漏れてしまいがちです。
運用を始めた段階ではそこまで気が回らないことも仕方がないところですが、今後Marketoの活用度向上を図っていく上では、大切な観点です。
そこで今回は、設定時とリリース前の確認事項として活用できるよう、プログラムやアセット単位での弊社の確認観点をまとめたチェックリストをご準備いたしました。
▶施策共通チェックリスト
本コラムでは、チェックリストの中から実際よく設定漏れがある箇所をピックアップしてご紹介いたします。
2.施策開始前チェックリストの事例
<チャネル>
〇適切なチャネルが設定されているか
→チャネルの設定ミスは動作自体には影響はしませんが、後々施策の評価をする際に、横並びでの確認がしづらくなるといったことがありえます。どのような状態になったら、施策を成功とみなすかも含め、どのチャネルを設定すべきか、事前に検討しておきましょう。
チャネルは、プログラムにメンバー登録された状態になると変更できません。後から「これと違うステータス確認できるものにしよう」と思ってもできないため、プログラムの稼働前(=プログラムにメンバーが追加される前)までに設定が必要です。
<スマートリスト>
〇数ヶ月前などのフォーム入力者などを抽出条件に利用していないか
→過去のフォーム入力者やメールクリック者をフィルター条件で抽出しようとすると、アクティビティログの保持期限の関係で抽出されないこともありえます。フィルターで設定する条件に応じて保持期限内であるかどうかを確認しておきましょう。
またフォーム入力者等、将来的に施策の対象となる可能性がある場合は、元々のフォーム入力時の処理(スマートキャンペーン)に、スタティックリストに書き出す処理を事前に設定しておくことを推奨します。
<メール>
〇リンクが適切に設定されているか
→リンク設定が正しいかどうか、ページの確認は行われると思いますが、「ページが表示されればOK」ということで「設定」が正しいかは確認が漏れがちです。
・テキストメールのトラッキングが設定がされているか
・リンクパラメータが適切に設定されているか
特に後者については、メールを複製した際に「元のメールのパラメータのまま」、や、HTMLメール/ページのリンクURLをコピペして、不要なパラメータが含まれているケースなどは、よくあるケースです。これらにミスがあると、計測結果が適切に確認できず、ミスリードにもつながるため、特に注意が必要です。
<キャンペーン>
〇クオリフィケーションルールが正しく設定されているか
→1回のみのはずなのに、テストのために毎回に変更しており、そのまま1回に戻すのをを忘れたというケースもありがちです。他設定は動作確認等でミスに気づきやすいですが、クオリフィケーションルールは漏れがちなので、こちらも注意しておきましょう。
<トークン>
〇リードトークンを表示に使用する場合、実際に表示される値を念頭に置いた設定がされているか
→登録内容が反映された場合、テキストに違和感がないか確認する必要があります。
特に、フォーム入力が必須ではない項目等、値が設定されていない項目を表示させた場合、「デフォルト値」が適用されます。値を埋めた状態で動作確認することはしても、値を設定しない状態の確認は漏れがちです。事前に対象者のデータを確認しつつ、設定されるデータのバリエーションはいくつか試して確認するように設定しておきましょう。
上記であげた例はチェックリストの一部です。
施策共通の確認事項やポイントをまとめたチェックリストのダウンロードは下記リンクからお申込みください。
▶施策共通チェックリスト
3. 最後に
受け手を意識したチェックは継続しながら、Marketoの活用度向上を意識した施策の管理、分析の観点でもチェックができるよう弊社のチェックリストを是非ご活用ください。
また、担当者が少なくダブルチェックが困難な方や確認事項のリストアップにリソースを割くことが難しい方にもお役に立てるチェックリストとなっており、事前確認を漏れなく対応することで、施策実施後のイレギュラー対応やミス防止の効果も見込めます。
なお、今回ご紹介したポイントはMarketoでの基本施策での一例となります。
メール配信施策やナーチャリング施策のチェックリストはこちらからダウンロード申込が可能です。
その他、該当しない施策を実施しており、お困りの際は是非お問い合わせください。