BA用語集

会社にはカルチャーというものがあります。

お客様のところに行っても、その会社独自の用語というものがあって、まずはその定義を理解することがスタートという場合もあります。

歴史のあるお会社ほどそういうことがありますね。

 

そこでふと、自分の会社ではどうかな、と考えてみました。

もしかすると外の人が見たら、何?と思うやりとりをしているのでは??と。

あらためて客観的になってみると、やはりいくつかありました。

仕事がらいわゆる経営用語が必要になるのですが、意味合いが伝わりにくかったり解釈にばらつきがでるので、気が付いたら独自用語を使うようになっていました。いくつかご紹介しますね。

 

「しみじみ感」

顧客理解のこと。「資料、一見分かりやすいけれどしみじみ感がないんだよなぁ」などと使います。一般用語だけでそのお客さん向けの資料になっていないときなど。お客さんがみて、あぁ、分かってくれてるな、としみじみと感じてくれるかどうかが大切です。「相手の立場になってセルフレビュー」というのが当社のルールです。

 

「具(ぐ)」

これは、中身、本質など。このレベルで仕事することが大事です。例えば「カスタマージャーニーを描くべき」ではなく「”こういう”カスタマージャーニーになります」になると具の話になります。「興味を引くコンテンツを作りましょう」だと具無しで、その興味を引くの「中身」を具体的にいわないと仕事にならないですよね。システムを作ることがゴールではないので。

 

「絵心(えごころ)」

コンセプチュアルスキルの意。やはり何事も図で表現することは多いです。聞いたことをそのまま文で書くのは付加価値がないです。それがどういう意味か、ある視点で見るとどこに位置づくか、それを伝わるように描けるかどうか。これが絵心有り無しです(ただ絵がうまい、ではなく)。変に効率化を目指すより、こういうスキルを上げる方が仕事が早くなります。

 

「二塁打」

(小さめの)顧客満足。ミーティングで一歩進める、資料でまとめたことが評価される、そういう目先の小さなお客さんからの評価のことです。プロジェクト開始初期のうちは、とにかく二塁打の積み重ね。目先で小さな成功がないと大きな成果はあり得ないと思います。「今日、二塁打くらい出た?」「そうですねヒット出ました」だと安心。ホームランも空振りも少し心配です。

 

とりあえず思いついたものを4つほど挙げてみました。

みなさんの会社はいかがですか? たまに振り返って用語集を考えてみると、自分の組織が何を大事にしているかが浮かび上がってきて面白いものです。

 

記事を書いた人

横山 彰吾