今回のオフィス移転への思い

こんにちは。

ビジネス アソシエイツ代表の横山です。

本日、11月28日、東京の本社を移転しました。(移転先はこちらにご案内しております)

今回のオフィス移転のコンセプトは、「マルチワークプレイスの導入」です。

少しこのあたりの背景や考え方について述べたいと思います。

 

当社は2007年に渋谷で創業し、その後、飯田橋、六本木、赤坂、と、規模感やそのときの事業や従業員特性に合わせてオフィスリニューアルを繰り返してきました。

今回も環境変化によるものですが、トリガーになったのは、やはり新型コロナウィルスの感染拡大に伴う、ワークスタイルの変化です。

今回、多くの企業でリモートワークが行われ、意外とできるのでは?という声もあれば、やっぱり生産性下がるよね、という課題など、様々な評価がなされたかと思います。

当社ももちろん、メリット・デメリット両方を感じておりましたが、それ以上に感じたのは、「働き方が変わったのだからオフィス環境も変えるべきだ」「ここで何もしないのは、おかしい」ということです。

何かあったときに、気にしているだけで何もしないのが一番のリスク。手をうってうまくいけば良し、うまくいかなければ何が足りなかったのか、課題が浮き彫りになります。経営はその繰り返しともいえます。

そんな背景のもと行き着いたのが、「ダウンサイジング+マルチワークプレイス」でした。

 

※こちらは新オフィスのサイトからお借りした画像です。

具体的にいうと、結局、移った先は、いわゆるコワーキング系のオフィス。昔でいうレンタルオフィス。部屋は2つ借りましたが、席は人数にまったく足りません、笑。

その代わり、いわゆるコワーキングスペースの利用と、都内6か所の別拠点でのワークが可能なところを選びました。

それによって、

・本社ワークスペース

・コワーキングのブースエリア ※オープンスペースはセキュリティ上あまり使いません

・サテライト(他拠点)

・自宅

・クライアント先

の5パターンの仕事場を、業務内容に合わせて使い分けられるようになりました。

こういう形で、New Normalといわれる時代の環境に適応していこうという、我々としては実験的試みなわけです。

いわゆる外出抑制やリモートワーク促進だけが目的でなく、たとえば、お子さんの送り迎えで「分刻み」の移動をしている時短社員のサポートや、現場を走り回る(まだお客さんによっては訪問です。)コンサルタントのサポート、も含まれます。客先近くのカフェで仕事をするシーンも定番でしたので・・・

 

ただ、ご存知のように、こういう形態が上手くいくのは、スタッフ全員が「大人」で「意識が高い」ということが前提になります。プロ意識も全員が最初からあるわけでないですし、若いスタッフが多い当社では、みんながひとりで自分のペースで仕事をできるわけではありません。

それに、誰がいつどこで仕事をするか、というのも統制するわけではないので、おのずと日々の頑張りを見るというより、成果主義になってきてしまいます。

コミュニケーション頻度も減るので、情報量の差は出てきますし、置いていかれる人も出てきてしまいます。中長期的には実力差も開く方向にあると思います。

ということで、今回は「カルチャーの見直し」とセットでの本質的な改革になりました。「これからは特にこういうことに気を付けていこう」ということで、先日、社内でアナウンスした内容はこちらです。

1.成果へのこだわり

2.顧客との距離感を近く(対面という意味ではなく)

3.発信する人には情報が入る

4.主体的コミュニケーション

5.周囲を巻き込んで成果を出す

6.計画性と約束の遵守

7.自主目標管理

いかがでしょうか。意欲、能力の高い人にはいいですが、そうでない人にとっては少々厳しいものかもしれません。しかし、リモートワークはじめ、昨今の働き方の見直しは、私はこういう側面の強化とセットでないと成り立たないものだと思っています。

それにここに書いたことは、よくよく考えると、「お客さんと仕事をするときに大事なこと」そのものです。

そういう意味で、このマルチワークプレイスのモデルは、当社では「改革」ですし、長期的に成果を出すための能力開発でもあるわけです。

 

今回の判断を、良い方向に導くのは自分たち自身だと思っております。そしてそれを評価するのはお客様です。

我々社員一丸となって、引き続きお客様にバリューを提供していきたいと思っています。

これからもよろしくお願いいたします。

 

 


↓ここからはお引越しの様子をご紹介。

 

今回はデスクも持参しないので、あっという間の搬出でした。

 

新しいオフィスのエントランス到着。一駅程度なので一瞬ですが、笑

こちらの4Fが受付で、5Fに当社のスペースがあります。

 

基本はフリーアドレスです。仕事がら、荷物も少ないですしね。

大量の書籍は別の部屋(私の個室)に閉じ込めました。

 

2年間だけいた赤坂二丁目のオフィス。お世話になりました。

什器はまだ新しかったので、使えるものは業者さんに買い取ってもらいました。

 

記事を書いた人

横山 彰吾