大阪オフィスの移転

先日、大阪のオフィスをWeWork御堂筋フロンティアに移転しました。

ご存知のとおり、ここ数年、世界的に勢いのあるコワーキングスペースのWeWork。なかでも「御堂筋フロンティア」は大阪北に今春からオープンした、大阪で二か所目の新しいスペースです。

東京本社も新築ですし、当社が新しいもの好きというのは否定しませんが、今回は、単なる引っ越しというよりも、世の中の流れを考えたうえでの最適解を求めたところ、ここになった、という感じです。

 

MA案件を中心に関西でのビジネスも継続的に行ってまいりました。ただ実質的には仕事の内容に合わせてアサインメントをするので、大阪メンバーが東京にきたり、東京メンバーが大阪に行ったり、あまり地域を気にせず協業をしています。

また、昨今はWeb会議でのプロジェクト推進も当たり前になってきました。当社の場合、沖縄のお客様とも普通に仕事をしていますし、お客様先でも、在宅勤務推奨とセットでSkypeでの課内会議が行われるようになったところもあります。

このように、一定以上の意識やモラルを持つ人が、自己管理のもとで、様々な環境で仕事をする、というのが可能になると、驚くほどに生産性が上がると思います。

実際に、面白いなと思うのが、電話会議になると「発言しない」という訳にはいかなくなるため、普段は議論に参加できない人でもいやでも話すようになったり、必要なことが終わるとその場に残ることがないので早々に完了し、会議自体が短くなったりします。

そういう意味でのワークスタイル改革の一環として、特定のスペースを保有するまでもない環境を選びました。

 

また、関西という場所でのビジネス特性として、人も組織も専門性を高めるというよりも、「何でもやらないといけない」という色合いが強いというのも、こういったオフィス選びのひとつの要因です。

デジタルマーケティングの分野は複雑化してきているので、個別にお客様のニーズに応えていこうとすると、自社だけでは不可能な場合が多くなります。そういうときに助け合える存在がどうしても必要です。

ですが、ひと昔前のようなIT業界のアライアンス、といったスキーム先行のモデルはなかなか機動力を発揮できないこともあり、結局は気ごころ知れたスキルも担保できている個人同士が仕事を作っていくのが今の世の中です。

そういう意味では、事業意欲が高い、様々な領域の専門家が同居するコラボレーションオフィスは、これまでになかったソリューションを生み出す可能性を秘めた土壌ともいえます。

 

このように自らを振り返って、仕事のやり方を考え直す意味で、今回の移転を判断しました。

単なる引っ越しではなく、ワークスタイル、コミュニケーションのモデル、さらにはサービス提供のスキームなど、様々な面での良いインパクトがあることを期待しています。

今後ともビジネス アソシエイツの大阪オフィスをよろしくお願いいたします。

記事を書いた人

横山 彰吾