セレッソ大阪様との対談

先日、当社のウェブサイト上で、Jリーグのセレッソ大阪様との対談記事を公開しました。

「デジタルマーケティングが生み出す、ファン、サポーター、地域との新たな繋がり」

 

私もプロジェクトに参加したメンバーとして、対談に参加いたしました。

非常にやる気にあふれる若いメンバーとのお仕事でしたので、こちらとしてもとても楽しく、刺激的な経験をさせていただきました。

 

内容は記事にありますとおり、デジタルマーケティングが日常業務にしっかり根付いており、その源泉が、組織、スキル、プロセスに渡る総合的な取組みなので、MA活用のモデルとして非常に参考になるものだと思います。

 

一方で、記事内では軽く触れている程度ですが、特に私が個人的に注目しているところがあります。

それはマーケティングの対象を顧客(この場合はファン)のみにしていない点です。ファン・サポーターのみならず、スポンサーなど他のステークホルダーまで巻き込んだ関係性を作っていくことを非常に重要なことと捉えられています。

これが、今注目されつつある、CXからHX(Human Experience)への進化の実例になりうるというのが注目ポイントなのです。

 

最近の傾向として、企業が利益の追求から、真・善・美といった倫理的側面を重視する方向にあり、それとあわせて必ずしも顧客だけではなく関連するステークホルダー全般の体験価値を向上させていく、という考えが出てきています。

マーケティングの考え方が時代とともに変化をしていく過程で、昨今の人間重視といいますか、感情重視といいますか、そういった路線に会社の活動も併せていかないといけなくなりそうです。

 

そういった話は、従来型のモノを提供する企業よりも、今回のセレッソ様のようなお金を払ってくれる人だけを相手にすればよいということではない業態の方が先行するのでしょうね。

そんな観点も持ちつつ、今後もご活躍を見守っていきたいと思います。

記事を書いた人

横山 彰吾