複数事業部横断でのデジタルマーケティングのコンセンサス作り
- 利用サービス:
- デジタル戦略
クライアントデータ
- ビジネスタイプ
- B2B
- 社名
- 大手システム会社
- 業種
- IT
- 部門
- マーケティング
- 規模
- 500〜5000名
※部署等は当時のものになります
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背景・課題
デジタル活用はまだこれから。事業も顧客も異なるそれぞれの事業部でどう進めていくか?
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サービス内容
データに裏付けされた実効性の高いデジタルマーケティング戦略を策定
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成果
経営陣のコンセンサスを得て中長期の予算を確保。実行に向けての体制も確立
新設部署での横断的なデジタルマーケティング支援の事例です。昨今、MOPsといわれるマーケティングオペレーション組織でのプロジェクト推進の立上げ期のご支援をさせていただきました。
クライアントの課題
・各事業部でデジタル活用での可能性に気づきつつも、具体的に何をどうすべきかイメージができていない。
・既存顧客が中心でマーケティングという言葉自体を根付かせることが必要。
・具体的に何をすれば自社にとってのデジタルマーケティングを行った状態になるか?それらをいつまでに行うか、が描けていないため、予算・体制の案を作っても絵を書いただけになってしまう。
解決策
・各事業の特性に沿って、デジタル活用が効果的な領域を明確化。簡潔にまとめることで、事業責任者の了解を得る活動を実施。
・どういう状態になればうまくいっている状態か、というレベルを定義。それに合わせた目標を設定。
・各事業のトップからの方針のみならず、各事業部に担当者を設置することで、実務とリンクしたボトムアップの啓蒙を行い、全体としての意識醸成を図った。
具体的な施策
・コアメンバーを集めたデジタルマーケティング推進会議体を設置。計画策定までのプロセスを具体化して、その会議体のなかで進捗・課題管理を行った。
・各事業部へのヒアリングと資料分析を通じて実体を把握。それに基づき、推進会議体から各事業部へのコンサルティングをするスタイルで業務を推進。
・議論をしてきた内容を、説明対象ごとに分かりやすいようなものとして成果物化し、個別に説明会や研修を行い、コンセンサスを得る活動を行った。
結果
・開始時点では不明瞭であったデジタルマーケティングへの取組み内容が明らかになり、翌年度の予算や組織作りへのインプットとなった。
・ボトムアップでの検討を進めたことで、経営層からも十分な検討を経てまとめたこととして評価され、了承を得るスピード感が上がった。
担当コンサルタントによる振り返り
単なる正論や、抽象度の高い戦略だけでは実務は動かないので、個々の事業部の実態にまで落とし込んだアプローチをしたことが、関係者の腹落ちにもつながりました。戦略策定という言葉だけだと机上でロジックを固めていくように思われがちですが、実際は、コンセンサスを得るための仕事(資料作りやコミュニケーションの場づくり)に手間をかけないとうまくいかないので、それをお客様もご理解いただいて、一緒に動いていただけたことが前進につながる大きな要因だったと思います。
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