製品からデジタル戦略を見てみよう! -ホットクック-

こんにちは!DX Labの近藤です。

 

皆さんは、なにかデジタル化された製品をお持ちですか?私は数か月前にホットクックを買い、スマート家電デビューをしました!購入前は、「別に無くても生きていけるし・・・」と思っていましたが、今では無くてはならない家電製品です(笑)

今回は、企業ではなく製品の切り口からデジタル戦略を見ていこうと思います!
今回見ていく製品は、お察しの通りシャープのホットクックです(笑)

 

ホットクックは、食材と調味量を入れるだけで自動調理してくれる電気無水鍋です。

無線LAN接続でIoT化されており、同社提供のクラウドサービスCOCORO KITCHENと接続することで、スマホから本体にレシピを送ったり、外出先から予約時間を変更したりといった様々なサービスを使用することができます。クラウド上にAIを搭載しており、調理履歴から好みを学習し、ライフスタイルや嗜好に合ったレシピの提案機能もあります。また、Amazon Alexa、Googleアシスタントなどの音声認識にも対応しています。

ちなみに、クラウドはAWSを使用しているようですね。

 

シャープは、ホットクックなどのスマート家電からデータ蓄積することで、スマートホームの領域に踏み込むことを狙っているようです。
シャープの中計を見ると、4つの事業ドメインのうちの1つにスマートホームを打ち出しており、そこでのプラットフォーマーとしての位置取りや野村不動産と提携したスマートタウン構想を描いていることが分かります。

ビジネス領域の拡大は、データ蓄積を軸にしたもののみならず、顧客視点でのニーズも意識しています。ホットクックでは、下ごしらえ済みの食材・調味料が入った専用ミールキットの配達サービスを展開しており、届いたキットを入れてボタンを押すだけでご飯が出来上がる仕組みを作っています。

 

ホットクック、奥が深いですよね!既存領域の製品をデジタル化することで事業変革につなげているよい例ではないかと思います。
また、HP上で「ホットクックを買うと暮らしはこう変わる!」 と銘打ち、顧客体験変革にフォーカスしている点が素晴らしいと思いました!

私もユーザーの一人として、ホットクックを購入したことで自炊のレパートリーが増え、新しい調味料の組み合わせや味の好みを発見できるようになり、料理をする時間が「面倒で苦痛な時間」から、「出来上がりが楽しみな時間」に変化しました。

 

なんだかホットクックのプロモーション記事のようになってしまいましたね(笑)
製品一つをとっても、企業の戦略が透けて見えてとても面白いですよね♪

それでは、今回はこの辺で・・・
次回もよろしくお願いします!(^^)!

記事を書いた人

近藤 明香里