オンラインイベントの可能性を探る

こんにちは!DX Labの近藤です。

暑い日が続きますね。炎天下の中マスクをつけるのが億劫で、休日は家に引きこもりがちになってしまいます。家でも楽しめることを探し求めた結果、YouTubeで好きなアーティストの動画を見ることに夢中になっています。熱中するあまり、CDを揃え始め、ついにファンクラブに入会しました(笑)
いつかライブにも行きたいですが、開催の目処が立たずもどかしい気持ちです。

 

一方、開催側の中にはオンライン配信に移行しているところもあるようです。とあるアイドルグループでは、1度のライブ配信に75万人の観客が集まり、1公演あたりのチケット収益率がリアル開催時の8倍にまで上ったそうです。
チケット単価、公演回数、グッズ収益などの減少を考慮すると、リアル対面と同じ水準での売上を期待するのは難しいでしょうが、素晴らしい成果だと思います。

 

エンタメ繋がりで話を広げると、プロ野球チームのDeNA横浜ベイスターズが、8月半ばにバーチャルイベントを開催しました。バーチャル空間の中で自由に球場を散策したり、パブリックビューイング形式で試合を楽しめたりと、新たな観戦スタイルの可能性を感じられるイベントだったようです。今回は無料でしたが、将来的には収益化を見込んでおり、具体的には入場料、グッズ販売、広告収入などを想定しているとのことです。

ベイスターズは、以前からボールパーク構想やマーケティング強化など、アグレッシブで柔軟性の高い取組みを進めていました。今回も、プロ野球の可能性を広げる非常に面白いプロジェクトですね。
収益化にあたっては、グッズや飲食物の販売に留まらず、配送までサービス化できたら、より深みのある顧客体験を実現できるのではないかと感じました。親会社のDeNAは配車事業を展開していますし(※今年4月にJapan Taxiと事業統合)、Uberとの提携などやり方は色々考えられるのかなと思います。

 

従来、その場での空気感が重視されていたエンタメ業界も、様々な工夫をしながら現在の状況に適応しています。
最近は、こういったオンラインイベントを簡単に実現するためのプラットフォームもたくさん存在しますよね。ベイスターズの取組も、clusterというプラットフォームを活用したイベントでした。
こういった先駆者の事例を見ながら、自社だったらどんな風にバーチャル空間でコミュニケーションをとることが出来るか考えるのも楽しいですね♪

 

それでは、今回はこの辺で…
次回もよろしくお願いします!

記事を書いた人

近藤 明香里