No Contents, No Marketing

企業のマーケティングの仕事が変わろうとしています。
もちろんこれまでの仕事もありますが、Marketing Automationのようなものが登場することでより、
・当社の顧客はどのような人か、の理解
・どんなときに課題や(当社の製品・サービスに関する)ニーズを感じるか、の理解
・時間軸まで含めたセグメンテーション
・以上諸々ふくめて、当社とのどんな接点で何を伝えるべきか
といったことを考えることがとても重要になってきています。
つまり、極めて個別化、詳細化された顧客接点で、望ましいアクションがとれる環境が整い、今までで届かなかったタイムリーな顧客の気持ちにリーチできるようになってきたわけです。
理屈は簡単です。それにしくみ(システム)も、まあ、比較的簡単に作ることはできます。
なんと楽にいままでできなかったことが出来るようになるのか、と思わず感心してしまいます。
 
ですが、現実は・・・
必ず現場でぶつかる課題。それは「コンテンツ」です。
戦略もできた、ツールもできた、さあやろう、・・・あれ?コンテンツがない。
探せば何とかなるだろう、・・・いやいや、そんなに簡単ではありません。
説明者なしに顧客に届けられ、「見ただけで内容が分かるコンテンツ」。
顧客の気持ちをひとステージ上げる効果が期待される「訴求力のある中身のコンテンツ」。
さて、こういったものが社内にありますでしょうか?あるいはさあ準備しよう、となったときに揃いますでしょうか?
現実はハードルが高い企業が多いのではないでしょうか。
 
これがこれからの、便利なMarketing Automation活用が前提となったマーケティング業務の大きな変化のひとつです。
つまり決して「楽」にはならないです。むしろ能力的にも時間的にもパワーがいると考えた方がいいです。
ただ、これが効果を生み出すことは間違いありません。
決してこの変化に目をつぶらず、向かっていくことが必要だと思います。
そのときに、これまで行ってきていたマーケティング業務(場合によっては営業も含めて)のいくつかは、優先度が下がって不要になるかもしれません。
そうやってマーケティングのあり方が変わってくるなかで、スキル要件や業務もアジャストされていく。こういう視点での業務改革は大きな経営課題だと思います。
 
これからのキーワードのひとつ、「No Contents, No Marketing」と覚えておいて損はないと思います。

記事を書いた人

横山 彰吾