2016.08.12

Marketoお役立ちフローアクション、「待機」の活用方法をご紹介!

MA(Marketing Automation)という言葉が日本でも浸透し、色々なところで耳にしたり、人々が話題にしたりするようになってきましたね。MAに関するツールやソフトウェアも増えてきました。

こちらのコラムでは、MAツールの代表格「Marketo(マルケト)」のTipsを発信します。
マルケトを導入し基本的な操作はわかってきたけれど、一歩踏み込んだ設定や、頭に描いているシナリオをマルケトで実現する方法がわからず困っている・・という方は多いのではないでしょうか。そういった皆様にヒントを与え、マーケティング活動の一助となる情報をお伝えしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします!

セミナー終了!来場者の行動キッカケでフォローアップ&お礼メールを送りたい!

これから秋に向け、セミナーや展示会が増えるシーズン。セミナー開催に向け、今の時期は準備の真っ直中かと思います。セミナー前後のマーケティング施策も検討しなければならず、担当者の方は多忙を極めているのではないでしょうか。

セミナー用の施策としてよく見られるものとして、来場者に向けたフォローアップメールがあります。

このようなフォローアップメールを送信する際、来場者の来場後のアクションを送信きっかけにすれば、興味を持っている人だけにタイミングよくアプローチすることができます。
例えば、「ウェブサイトを訪れた」「資料をダウンロードした」などのアクションです。
また、「セミナー終了1日後に来場お礼メールを送る」のような、計画されたスケジュールに基づきメールを送ることも、最適なタイミングでメール送信するために重要な要素です。

セミナー終了1日後→来場お礼メール→資料ダウンロード→サービス紹介メール→資料ダウンロードから2日後→サービス活用事例紹介メール・・・というように、計画的なフォローアップを行うことができれば、セミナーの来場者(リード)を育てる(リードジェネレーション)ことができ、その後いろいろな施策のプランニングも可能となってきます。

では、上述のような、「資料ダウンロード→サービス紹介メール→資料ダウンロードから2日後→サービス活用事例紹介メール」と、あらかじめマルケトで設定しておくことは可能なのでしょうか?

可能です!
これらを実現することにより、来場者のアクションやメール送信のタイミングを指標にフォローアップのプランニングをすることができれば、メールの効果や施策の問題点も、ぐっと見やすくなります。

 

フローの「待機」アクションを使って、メール送信を設定

では実際に、設定をしてみましょう。フローの「待機」アクションを使って設定します。

スマートリストには、資料ダウンロードをトリガとして設定します。フロー内1つ目のアクションは、「サービス紹介メール」の送信ですね。ここまでは基本的な設定です。

Marketo(マルケト)フローアクション

次に、「資料ダウンロードから2日後」の部分を設定します。「待機」フローアクションの詳細設定を開きます。

Marketo(マルケト)待機の詳細設定

 

ここで、

  • タイプ:期間
  • 期間:2 日
  • 待機の終了日時:任意の日 10:00

と設定します。

Marketo(マルケト)待機の詳細設定:期間2日

あとは、この「待機」の次に「メールの送信」を入れて、該当メールを設定し、完了です!

詳細設定では、日にちや曜日を具体的に設定することも可能です。
上の例で言うと、

  • 2日待って、次の水曜日にメールを送りたい→「待機の終了日時:水曜日」
  • ○/○まで待って、メールを送りたい→「タイプ:日」で日にちを設定

さらに、「タイプ:日付ト―クン」を選択すると、例えばリードの誕生日にバースデーメールを自動で送る、といったことも可能です。

設定の注意点

最後に少し、設定の注意点も書いておきます。

  • 「待機」フローアクションは、トリガキャンペーンでしか機能しません。
  • 日付ト―クンを設定すると、「次の記念日を使用する (この日付)」というチェックボックスが現れます。年は無視して記念日の月日(calendar date)を用いたい場合、チェックをいれます。(1999-1-1の場合、1-1のみ参照する)
  • キャンペーンを動かし、一度リードが「待機」の状態に入ってしまうと、設定した時間や日にちを変更しても、反映はされません。(2日を1日と変更しても、2日待機する。)

今回ご紹介したフォローアップメールの他にも、イベントの事前告知やステップメールなど、いろいろな施策に活用できる、この「待機」。ぜひ試してみてください!

記事を書いた人

松本 悠香