Marketo運用効率化の秘訣! 機能活用とアセット管理方法のコツをご紹介
マーケティング施策を実施すればするほど、Marketo(マルケト)のプログラムやアセットが増えてしまい、編集などの作業手間がかかる・・・
というのは、Marketoを運用している方なら、一度は抱える悩みではないでしょうか。
そんな手間を省くため、プログラムやアセットを作成するときに、ちょっとした工夫をすることができます。
今回は、業務効率化に役立つMarketo機能と、プログラムやアセット管理の工夫についてお話しします。
筆者にとって手間がかかったあのMarketo施策
手間がかかった、と筆者が思いつくのは、イベント後の資料ダウンロードを営業に通知するアラートメールの編集です。
※アラートメール送信は、例えば資料がダウンロードされたら、その顧客の見込みが高いと判断し営業にフォローをお願いする通知メールを飛ばす、というものです。
実際、展示会等のイベント終了後に、お客様に資料ダウンロードを促すメールを配信されている企業も多いのではないでしょうか。
弊社では、通知メールを資料ごとに用意してしまっていたばっかりに、さあ大変。なぜかと言えば、営業側から「資料がダウンロードされたと通知するだけではなく、どの施策の資料をダウンロードしたか、わかるようにしてほしい」という要望を受けたからです。
つまり、1通ずつ手直しする必要が出てきてしまったのです。メールは30通ほどあったので、どれほど面倒かはご想像いただけるかと思います。
では、筆者はこの時どのように対応したのでしょうか?
トークンはトークンでも…
答えは、「プログラムトークン」です。
トークンの中でもリードトークン、システムトークンは活用されている方も多いかと思いますが、意外と陰に隠れたこの「プログラムトークン」こそ、今回の主役です。知っている方も多いと思いますが簡単にトークンについておさらいをしておきましょう。
トークンとは、Marketo内に存在するデータを引っ張ってくることのできる変数のことです。リードトークン、会社トークン、システムトークン、キャンペーントークン、トリガートークン、プログラムトークン、と種類があります。
例えば、弊社のようにダウンロード資料ごとにプログラムを作って、通知メールも資料ごとに用意しているという場合、プログラムトークンを通知メール内に挿入することで、対象のメール30本全てに修正を加えるのではなく、メール自体はたった1つ用意するだけでよくなります。
これは非常に大きな効率化です。
これで、メールの内容を書き換えることも簡単にできるようになりました。そして営業は、どの施策(プログラム)の資料がダウンロードされたのかが明記された通知メールを受け取れるようになったということです。
Marketoプログラムとアセット管理のポイント
さて、冒頭でも述べた通り、施策が増えてくると、プログラムやアセットが雑然としがちですね。
後から整理する手間を極力減らすための、プログラムとアセット管理のポイントについても紹介します。
■管理のポイントその1
プログラム名はわかりやすく、端的に。
ご紹介したこちらのトークン{{program.name}}は、プログラム名そのままを引っ張ってくるものです。
そのため、プログラムの管理も重要となります。
弊社と同じように、資料ごとにプログラムを用意している場合は、資料名がプログラム名と一致するようにしましょう。
また、資料が多い場合はナンバリングしておくと後々探すのが便利になります。
くわしくは「作業効率化や操作ミス予防にもつながる、MAでも大切な運用設計」をご参照ください。
■管理のポイントその2
どの施策でも共通で使うアセットは「共通」プログラムを作って格納しておきましょう。
展示会やセミナーを頻繁に行う等、施策が増えがちな場合、施策固有のアセット以外は共通プログラムに置いておくと運用が明快です。
特に、担当者が複数いる場合は、どこに何があるのかが一目でわかるようになっていることが肝心ですよね。
今回は、弊社の営業通知メールを例に作業効率化に役立つMarketo機能についてお話ししましたがいかがでしたか?
皆様のMarketo運用シーンで、役立てられそうでしょうか?
ぜひ、ご自身の業務にあてはめて、プログラムトークンの最適な活用法を見つけてみてください!